前の記事で、すでに次のステップを考え、住んでいるコンドミニアムを 半年契約 に切り替えてもらったという話までした。

この記事では、今こうしてマニラで現地採用として就職して働いている理由、そして、 これからの進路について考えていることを書いてみる。


|セブ留学後の進路を迷っていた頃

セブでの3ヶ月間の留学が終わる前、まだ海外で生活していたいという思いから、"まだ日本に帰らない"という選択をした

そして、ワーホリか就職かで悩み、就職を選んだ。

ところで最近、セブでお世話になった英会話学校のオーナーさんにその後の状況などについて取材を受けたが、その中でなぜ就職を選んだかという、かなり根本的で大事なはずの質問に、答えるのに苦労した。

よくよく思い出せば、就職の方がその後に結び付く経験、キャリアが残せそうとか、頭ではそんな事を考えていた気がするのだが、魂レベルでは海外にいられたらどっちでもよかったのかもしれない。


まぁぶっちゃければそうなのだが、今となって考えれば、結果として、私は就職を選んで正解だったと思っている。

いや、ワーホリを選んでいたとしても正解だったのかもしれないけれど、とにかくその時の私は縁とタイミングとフィーリングで就職を選び、今の状況に満足している。

マニラで就職したから、こんなにたくさんの友達や、経験豊かな人生の先輩達と出会い、仕事でもいろいろな経験をさせてもらい、毎日充実した日々を過ごしている。


ワーホリの方が自由で楽しそうというイメージはあったのだが、私が1番求めていた、自分自身の成長、変化についても、就職を選んだからこそ得られたところが大きいと思っている。

それは、短期のバイトでなく、しっかりこの地に根を下ろし、はっきりとした自分の立場を持ち生活している中で出会う人達との縁や経験の質の高さゆえかと思う。



|マニラで就職した頃に思い描いていた、自分の未来を振り返る

マニラで働くと決めた頃、もともとそこで何十年も働くつもりはサラサラなく 、就職の面接でも、「少なくとも2年は辞めません」と明言していた。

それは、若い内にいろいろな環境・国で暮らしてみたい、働いてみたいという思いがあるからだ。

自分が若くいられる貴重な短い時間を、一つの場所でそんなに長く費やしてはいられない。

一つの場所に長くいるタイプをマイナスに捉えているわけではないが、あまり一つのところに長くいられない(飽きる)という私の性格の特性上の思いだ。

かと言ってあまり短すぎても、経験として得られるものに限りがありもったいないと思うのだが。


マニラで働いた後は、恐らく東南アジアの別の国へ転職?と考えていた。

本当はアメリカやヨーロッパで暮らしてみたいが、私のいまだ拙い英語力に加え、短大卒だと労働ビザを取るのでさえ難しい。


ところで、私は昔から、いつか世界一周してみたいという野望を持っていた。

セブ留学中、実際に世界一周に行ってきた人たちや、これから行く人たちと一緒に過ごす中で、その夢は現実的なものになった。

そんなわけで世界一周へのタイミングも狙っている私は、もしマニラで働いた後に世界一周するならば、資金を200万円貯めるとすると2〜3年働けば貯まるだろうという計算根拠もあり、一旦そのくらいの期間をマニラで働く期間の目安として考えた。

マニラで働く内に自分の気分がどう変わるか分からないし、ここで成長した自分がその後どんな道を望むかはまだ分からないので、自分のその時の欲に従って 柔軟に計画を変えていくつもりだった。 


ちなみに余談だが、給料は現採の中では中の下、住宅事情は前の記事に書いた通りで家賃5万円程度、マカティは都心で物価も基本的に高いのだが、意外と予定通りにお金は貯まる。

割と毎日のように飲み会などに参加しているが(営業だし仕事のためでもある)、ここでは女性というだけで奢って頂くことが多いからだと思う。
マニラに来て、美味しいご飯をお腹いっぱい頂き、財布だけでなく自分が肥えたのは悲しい誤算である。



|そして今考えるこれからの進路

2016年4月にマニラで就職し、あと1ヶ月もすれば、マニラで働いて1年半が経つ。

最短目安として考えた2年まで、あと半年。

正直、もうだいぶこの環境に落ち着いてきてしまっている感がある。

シンプルに、そろそろ環境を変えたい。

仕事の面では、ある程度目に見えた結果を残してから辞めたいと考えてはいたのだが、自分が満足する結果を残すまでと言っていたら、当分辞めるタイミングがやってくる事はなさそうだ。

そんなわけで、1ヶ月前くらいに急にふと、2年のタイミングで辞めよう、と決めた。


ちなみにそれを考えたのは、英語の勉強を兼ねてのNetflixでの海外ドラマ鑑賞中。

主人公が自分のやりたい道を選択して環境をガラッと変えた辺りのシーンを観て、何となく今の環境に飽きが来ていた私は"私も環境を変えたい"と衝動的に思った。


しかし、このまま東南アジアの別の国に転職してまた2年とか働くのは、何だか物足りない。

日本にもまだ帰りたくはない。
そのまま何となく落ち着いて、何となく生きていっていまいそうで…。


一旦、やはり世界のいろいろな場所を見に行って、自分の暮らしたい場所、やりたい事を見直したい

いつか世界一周へ行くのなら、今がベストタイミングじゃないか。

これから何が起こるか分からないし。
いつ結婚したい相手が現れるかも分からないし。

そんな訳で、思い返してみれば改めて決心したつもりの事が実は意外にも元の計画通りだという事に自分で少し驚いたのだが、マニラ生活には一度2年でピリオドを打ち、世界一周の旅に出ようと思う。

最近は、その計画を考えるのが楽しくて仕方がない。

そして、今の仕事を辞める前に自分が出来る最大の結果を残せるよう、残り半年、精一杯働こう。



続く。(?)



あゆみ




にほんブログ村 海外生活ブログへ